特定外来生物
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昨日の前フリが気持ち悪いと言われましたが今回もたぶん気持ち悪い話です。森北です。昨日の予告どおり特定外来生物の話をします。まず特定外来生物とは日本古来の生物を捕食したり繁殖によって生態系を破壊したり人体や農作物に悪影響を及ぼす外国からきた動植物で国が危険と判断したものの総称です。たぶん合ってます。あとはウィキ●ディアでも見てください。有名どころでは昨日書いたセアカゴケグモ、琵琶湖で大繁殖のブラックバス、ブルーギル、噛まれたらその部分は無くなるカミツキガメなど、持ち込んだやつを殴りたくなるような(ブルーギル持ち込んだのは天皇陛下。逃がしたのは研究機関)生物ばかりですがその中でも僕が語りたいのはアルゼンチンアリ。こないだ指定されたばかりのニューフェイスですがかなり厄介で大迷惑。名前通り南米原産の小型のアリでかなり攻撃的。中でも凄いのが繁殖能力で、通常のアリが一つの巣に女王アリが一匹なのに対してアルゼンチンアリは女王が100匹ほどいるらしく、その圧倒的な繁殖力(アルゼンチン女王アリは一日に60個卵をうみます。60×100)で周りのアリを駆逐してしまいます。しかも他のアルゼンチンアリの巣があると地下で巣を繋げるらしくどんどん集まって一つの巨大なコロニーを作り上げてしまうらしいです。被害が出ているのは広島県など中国地方。どこかの市街には長さ5キロ、推定個体数はわからないほどの巨大な巣の集まりがあるらしく、そこの民家では床に黒い棒が落ちていたので拾おうとしたらアリの行列だったとか寝てる間にいろんな所に入り込んで噛まれたとか鼻のなかに入ってきたりだとか大変らしく、相手が地下のため完全な駆除は不可能と、まさにアリ地獄。範囲も除々に広がっており危険だとか。ようやく研究も始まり駆除の具体的な方法を考えてるらしいです。まあ無理でしょうけど。湿度の高い土では巣を作らないので山越えはしないでしょうがアリの巣コロリで効くような相手ではないのでこの辺に出たら泣き寝入りですね、多分。